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LITTLE WOMEN 若草物語 16-2

Chapter Sixteen Letters 手紙の花束 2

Alcott, Louisa May オルコット ルイーザ・メイ
AOZORA BUNKO 青空文庫
こうして、まい日、わりに元気にあかるく、なにごともなく過ぎていきました。 それに、おとうさんのことが、娘たちをたいそうなぐさめました。重態ではありましたが、もっともすぐれた看護婦がつきそうようになってから、その効果はすでにあらわれました。
ブルック先生がまい日、容態を知らせてくれるので、その速達を一家の長としてのメグが、読みあげることにしましたが、一週、二週とすぎるにつれて、いよいよ娘たちを元気づけてくれました。
 なつかしい、おかあさん。
 先日のお手紙がどんなにあたしたちを幸福にしたか申しあげかねるほどでございます。あまりうれしいお便りなので、読みながら泣いたり笑ったりいたしました。
ブルックさまは、なんて御親切なのでございましょう。ローレンスさまの御都合で、そんなに長くいて下さって、おとうさんやおかあさんを、いろいろお世話下さるのは、まことにしあわせでございますね。
ジョウは、あたしのぬいもののお手伝いをしてくれます。
あの子の「道徳上の発作」が永つづきしないことを知っていなければ、過労にはならぬと心配になるくらいです。
ベスは時計のように正しく、じぶんの仕事をしています。
エミイは、わたしのいうことをよくきいてくれます。ボタンの穴かがり靴下のつくろい、わたしに教わってよくやります。
 ローレンスさまは、年とったかあさんのにわとりみたいに、ジョウがそう申します。わたしたちの世話をして下さいます。ローリイもたいそう親切にしてくれます。
おかあさんが遠くへいらしたのでわたしたちはときどきさびしくて孤児みたいな気もしますが、ローリイとジョウが元気づけてくれます。
ハンナは、聖人みたいです。
日夜おかあさんのお帰りを待っています。
おとうさんにくれぐれもよろしくお伝え下さいませ、
おかあさんのメグより。
 においいりの、びんせんに、きれいに書いたこの手紙とちがって、つぎの手紙は、大きなびんせんに書きなぐってあります。
 わたしのたっといおかあさん。
 なつかしき父上のために、ばんざい三唱、おとうさんのよくなられたことを、電報で知らせて下さるブルック先生まことに頼もしきかぎり、
電報を見て屋根部屋へかけあがり、わたしたちによくして下さる神さまにお礼を申さんとせしも、ただ大声で、うれしいとくり返し泣きましたのみ。
でも、長きいのりとおなじかと存じます。
 わたしどもは、おもしろく暮しています。みんなひどく親切で、山鳩の巣にいるごとし。
メグねえさんは、おかあさんらしくふるまい、
いもうとたちは、かわいい天使のようです。わたしは、あいかわらずのジョウ。
そうそうローリイと、けんかしました。
わたしのほうが正しいがいいわけしたのがわるく、わたしがあやまるまで来ないといって帰り、国交断絶、
わたしはローリイのあやまりに来るのを待ちましたが
来ません。その晩、エミイが川に落ちたときの、おかあさんの教訓を思い出し、
あやまりに来るローリイとあい、
すっかり心は晴れ、元どおり仲よしとなりました。
昨日のハンナの洗濯のお手伝いをして詩をつくりました。お笑草に。
おとうさんに、わたしにかわって、愛情こめてキッスをしてあげて下さい。
でたらめのジョウより、
 
Copyright (C) Louisa May Alcott, Masaru Mizutani
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