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LITTLE WOMEN 若草物語 2-3

CHAPTER TWO A Merry Christmas たのしいクリスマス 3

Alcott, Louisa May オルコット ルイーザ・メイ
AOZORA BUNKO 青空文庫
ユーゴーは、ロデリゴへの憎しみと、ザラへの愛をうたい、ロデリゴを殺してザラを手にいれたい決心をのべ、
洞穴へしのびより、「おい、女、御用だぞ。」と、いってハーガーに出てくるように命じました。
 メグは、白い馬の毛を顔にたらし、赤と黒の衣をまとい、杖をもってあらわれます。
ユーゴーが愛の魔薬と死の魔薬を求めると、
ハーガーは、あたえることを約束し、愛の魔薬をもってくるように歌で妖精をよびました。
 すると、やわらかな音楽につれて、洞穴のかげから、きらきらした翼をつけ、金髪にばらの花冠のかわいい妖精があらわれ、
愛の魔薬をいれた金色の瓶をおとして、すがたをけします。
そこで、ハーガーがもう一度うたうと、ものすごいひびきとともに、真黒な小鬼があらわれ、しゃがれ声で返事をしたかと思うと、黒色の瓶をユーゴーに投げつけてすがたをけしました。
すると、ハーガーは、ユーゴーに、むかしじぶんの友人を二三人殺したことがあるから、じぶんは彼の計画のじゃまをするつもりだといいます。
 第二幕の舞台はりっぱでした。
城の塔が高くそびえ、窓にランプがともっていました。青と白の衣をつけてザラがあらわれ、ロデリゴが来るのを待っていると、
まもなく、羽かざりのある帽子をかぶり、赤い外套を着て、ギターをもったロデリゴが来て、
塔の下でやさしく小夜曲をうたいました。
ザラは、城をぬけだすことを歌で答えます。
そこで、とんだことが起りました。
ロデリゴは縄梯子をかけ、ザラはそれをつたっておりるのでした。
ザラが、衣の裾の長いことを忘れ、ロデリゴの肩に手をかけておりようとしたとき、
裾がからまり塔はすごい音とともに倒れ、二人はその下敷になったのです。
気をきかしたドン・ペデロがとびこんできて、じぶんの娘のザラをすばやくひきだし、
「笑っちゃだめ、知らん顔をしてやるのよ。」といいながら、ロデリゴにむかって立てと命じ、怒りと嘲りを浴せながら王国から追放するぞと宣告しました。
ロデリゴはなにをと、その老人をののしり、立ち退くことを拒みました。
その勇ましい態度に、ザラもちからを得て、
父である領主にたてついたので、彼は二人を城の牢屋にほうりこむことを命じますと、
 第三幕は、城の広間で、魔女ハーガーが、牢屋の二人を救い出し、ユーゴーを殺そうと思ってあらわれます。
魔女はユーゴーの足音を聞いてかくれます。ユーゴーは二つのコップに魔薬をつぎ、小女に、「これを牢屋にいる囚人にあたえ、わしがすぐに行くと告げよ。」と、いいつけます。
家来はそばへいって、なにかを告げる間に、ハーガーは二人のコップを害のないものにかえます。
ユーゴーはうたった後に魔薬のはいったほうを飲み、もだえ死にます。そこで、ハーガーは、じぶんのしたことを告げますが、その歌は、一ばんすばらしいできばえでした。
 
Copyright (C) Louisa May Alcott, Masaru Mizutani
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